2006/04/28

GWの予定

明日から世間はGWらしい。
我が社も暦通りだから、GWに間違いないのだが、
何がゴールデンやねん!と突っ込みたいくらい私は予定が無い。
書店さんはなかなか連続した休みが取れない業種なので
休みが続く事だけでも感謝しないといけないのだが・・

まあ、趣味のアイロンがけと読書でもしようか・・。

その読書、今は司馬遼太郎著『功名が辻』綾辻行人著『びっくり館の殺人』
『財務諸表と経営分析』を平行して読んでいる。
なんで?私の書斎は電車の中とベットの上とトイレなので

電車=軽い文庫
ベットの上=ハードカバー
トイレ=必要な部分だけ読む本

とその場所によって読み分けているのだが、
器用で無い私の頭の中は結構混乱する。

「秀吉が醍醐の花見をした後、息を引きとったびっくり館の
その部屋は密室状態になっていたはず。そうなると犯人は誰?
トリックは?それよりもまず重要なのは
秀吉亡き後、大政所はその労働分配率と給与水準はどうするんだ?」
と頭の中が訳の分からない状態になっている。

やっぱり本は一冊ずつ読むことをお勧めする。

世のサラーリーマン諸氏はほとんどそうだと思うが、
GW中も仕事のことをお考えと推測する。
かくゆう私も休み明けの東京出張が気になる。
はたして、今度の新刊の東京での評価はいかに?

「あんた!GWなんか予定たててーな!」
「甲子園行くやん。後はゆっくりさせてーな」
その会話のあと妻は不気味な笑い。
新聞折込の求人情報を持ってきて
「ここ、GW限定でバイト募集してるで。面接だけでも行ったら?」

ある意味、我妻は一豊の妻より素晴らしいかもしれない。
posted by 壬生浪士  at 21:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 記事

2006/04/26

予定変更

今日から九州へ出張する予定だったが、勝手に予定を変更してしまった。
昨日、経理から出張旅費、金十萬円を預かり、
今朝には西へ向う「のぞみ」に乗車するつもりだった、
今日の朝7時までは・・。

下着の着替え=よし!
携帯の充電器=よし!
ワイシャツの着替え=よし!
スーツのアイロンがけ=よし!

出張準備は完璧だった、昨夜の10時。

就寝前、二重人格の私が葛藤を繰り広げる。
A「京都で重点的に売る新刊をまず京都で促進しないとあかんのちゃうの?」
B「でも、福岡の露天風呂があるホテルでゆっくりしたいし・・」
A「その本、発売が早くなったんやで。早めに注文取らないと本出来るで!」
B「でも、福岡の居酒屋の馬刺と焼酎はおいしいのやけど・・」
A「山陽、九州の書店さんも確かに重要や。でもそこは5月の下旬に行って、
今の時期は京都の書店さんの方が優先順位が上と違うか?」
B「でも、今読んでる本が佳境に入っているねん。出張してゆっくり
読みたいねん。家では子供がうるさくて本じっくり読めへんやろ・・」
A「はぁ???さっきからおまえ何ゆうてんねん?」
B「それに、山陽・九州の書店さんは、うちの会社の本、たくさん売ってくれるよ。
営業的にも重点地区だよ」
A「うーん・・それはそうやけど・・」

とBの判定勝ちで睡眠についた。

朝を迎え、カレンダーを眺めながらBに心変わりがおきた。
(今回は曜日の都合上2泊3日の予定だったな。やっぱり3泊4日して、
じっくりとまわる方がいいかな・・馬刺し・焼酎・露天風呂は逃げへんから・・)

B「おい!A!起きろ!やっぱり今週地元京都まわるわ。山陽・九州は
5月の後半、じっくり行くことにする。いいお得意さんやし」
A「そっ、そうか。その方がやっぱり流れとしていいと思うよ」
B「そうだよな・・確かに。やっぱりAの言う通りや」

と言うわけで予定変更した。

勤めにでた家人には変更を告げず、夕刻に帰ってから驚かしてやろうと思ったのだが、
妻は「なんや、出張いってへんのかいな。あんたの分ないで!ごめんな」
とすき焼を家族で食べていた。

でも今日京都でいい仕事したから、
夕食は「なかう」の牛丼でもいいもんね。
posted by 壬生浪士  at 22:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 記事

2006/04/24

断裁

春は別れの季節である。
社会人の私でも、春には毎年少なからず、親しい人との別れを経験する。
今年も二人の書店の女性から
「・・日付けで退職しました・・在職中は大変お世話になりました・・」
という丁寧なはがきとメールをいただいた。
メールをいただいた人には返事を送れるのだが、はがきをいただいた方には
こちらから連絡する術が無い。
在職されていた書店に「○○さんの連絡先を教えてください」とは言えず、
一方通行で終わっている。

「名古屋のSS堂S下さん、こちらこそ長い間お世話になりました。
SS堂で小社の本が売れるようになったのは、Sさんあなたが礎を作って下さったおかげです。
ありがとうございました。違う職場でも持ち前の明るさでご活躍下さい!」

春の前・・冬にすごい別れを経験した。
在庫を断裁した。しかも相当な数の在庫を・・。

業務委託をしていた業者の廃業にともない、倉庫移転を余儀なくされたのが理由。
在庫なかでも「不良在庫」を持つということは
利益を生まない商品のために毎月場所代と言う固定費がかかるということなのだ。
働かない社員に給料は払いたくない・・同じ理屈。
涙をのんで断裁候補を選出、そして断裁予定冊数を選出。
在庫数÷一年で売れている冊数=100年 なんてすごい本もあった。

断裁すれば今後その本の場所代はかからないが、
断裁するには、まず様々な費用が必要だった。廃棄料、それを運ぶための運送料・・。
ばかになりませんで、このお金!

企画が悪かったのか、私の営業力が足らなかったのか・・
それとも作りすぎだったのか・・いろんな要因があるだろう。
しかし在庫は実はお金なのだ、いやお金だったのだ・。
それをあんなに簡単に捨てるなんて・・。
良心の呵責にさいなまれるし、自分の無力さを痛感する。

「5,000部も6,000部も大して原価変わらへんで・・」
原価は大して変わらなくとも、形として残る本の量は違う。
パソコンでの在庫管理も、体力を駆使してリアルの在庫管理(返品整理)もしている私。
そんな私の中の「倉庫で返品を積み上げている自分」が「部数決定をした自分」に対して
いつも不満を言っている。

「自分が部数を決めたんだからちゃんと売れよ!」

本にもし声があったら
「在庫中は大変お世話になりました・・」
って言うかな?まあ言わへんやろな・

言うなら

「壬生浪士部長のアフォーオ〜オ〜!!」

やろな、私アフォーでっさかいに。なあ、そうだよなアオアザ君。
posted by 壬生浪士  at 21:36| Comment(2) | TrackBack(0) | 記事

2006/04/20

定価と部数

先日の飲み会で出会った京都のある出版社さんには驚いた。
こう言い方をすればたいへん失礼なのだが、
ISBNの出版社コードが6桁の出版社さんにもかかわらず、
(6桁の意味は創立が新しく、まだ出版点数が少ないと言うことだけです。
その会社の規模、売上や財産の多寡、云々には関係ありません)
なんと、最新の新刊の初版が3万部だというのだ!

その会社の営業さんは若く、とても熱心で
僕が「ただ飲めたらいいや」と思っていた宴会にその新刊を持ってきて、
出席された書店さんにそれを見せまわり
「小社の新刊です!販売よろしくお願いします!」
と酒の席を見事に営業の場に変えていた。
「若いことはいいのう〜。頑張れよ!」と先輩面していた私は
その数分後、驚愕の事実を知ることになる!

「はじめまして。○○社の●●です。今度小社で出版することになった
新刊です。よろしくお願いします」
「はじめまして。光村推古書院の壬生浪士と申します。すいません、出版社なので・・
でもいい本ですね、ちょっと拝見できますか?」
と手に取った本は確かに売れそうなニオイのする内容だった。
B5判変型・上製本・オールカラー・約224頁・・・
まず、それを見て「清貧の出版社」に身をおいている私は
・・これは3,200円×10,000部だなあ・・と値踏みをしたのだが
なんと真実は

せんきゅうひゃくえん×さんまんぶ

嗚呼!この定価付け、部数の発想は私には出来ない!
現代の出版の潮流はそういうものなのかぁ〜
とうとう私も年老いた〜、と天を仰いだ。
ただ、私より若い、仲のいい編集プロプロダクションのH氏も驚いたというので、
とりあえず新庄ばりの「早期引退」を口に出さずにすんだのだが、
それにしてもこの数字は凄い!
企画内容が紹介できないので今ひとつ説得力が無いが、
数字だけ見れば大手さんも含めた出版社の方々の大半は驚くと思う。

販売対象の年齢層=若年層
この本の著者の過去の本の売れ行き=かなり売れています
このふたつの要素から考えると1,900円×30,000部は
企業戦略としてなんら冒険ではないのだろう。

私の新刊の定価と部数の考え方は
定価⇒編集が考えているよりやや高め
部数⇒編集が考えているよりやや少なめ
という守りの考え方だから、こんな冒険は到底できない。

我々は利益確保を前提とした商業出版をしている。
その利益を出すには「数多く刷って、一冊の原価を安くし
初版完売時の粗利を多くしよう」とする考え方と
「完売というのはそんなに簡単なものではない、それなら
定価を若干高めにつけて、7割ぐらい売れたときにきちんと粗利がでる設計をしよう
(損を出来るだけ避ける。つまり無駄な刷りをしないということ)」
という考え方がある。もちろん私は後者の方だ。

ディープインパクトの複勝に1,000円を賭ける私が営業をしている我が社は
この5年間、売上・出版点数・経常利益ほぼ変わらず、ついでに言うと
給料もほぼ変わらず、、トホホ。

「いつかミリオンセラーを出したら、引退しましょうよ!」
と社長と酒を飲みながら笑っていたが
この調子だと阪神金本選手ばりの連続出場記録を樹立するかもね。
posted by 壬生浪士  at 21:50| Comment(1) | TrackBack(0) | 記事

2006/04/18

京都出版業界

ふっ〜飲んだ。
飲むのはいつものことなんだが、今日の飲み会はみーんな弾んでいた。

京都書店業界の重鎮、G書房のTさんの呼びかけで
なーんにもテーマが無い飲み会が催された。
会の趣旨=「飲むだけ」
おおっ!分かり易いではないか。

書店さん、20人くらい。版元10人くらい。
わいわい、ただ飲む。
日頃の鬱憤、相手の会社の手の内の探りあい・・・なーにも無い!
勉強会云々、おしつけがましいところがない。

今日の会は20代の若い人が多かった。
若いことはいいのう!未来がある。
ムッチャ羨ましいやん!

G書房のTさんと、
おこがましいが、僭越ながら・・
言い過ぎかもしれないが・・・・私の
「京都出版業界のDNA」が次代に受け継がれたら
京都の出版業界は発展するぞ!きっと!
posted by 壬生浪士  at 00:48| Comment(2) | TrackBack(0) | 記事

2006/04/11

買切と委託

今日から出張。
東京からこのブログを書いているが、距離という概念がないネットでは
どこからでも書ける。不思議でも何でもない。
それを不思議がっていた前回の出張先の富山から比べ、
それに気づいた私は随分成長したもんだ。

本日訪問させていただいた名古屋の書店さんでは、
この春、たくさんの小社の桜の本を売っていただいた。
しかし、当然ながら残っている。
やがてそれは桜の花が散るがごとく返品されるであろう。
新刊委託、または返品条件付で出荷しているのだから。

本音は、5月・6月に返品された桜の本を整理して、印刷会社に
「これだけ今年は返ってきました。例年よりよく売れたんじゃないですか?
良かったですね。お互い!じゃ、いつものように返品分お返しします。
小社の買掛金からマイナスしておいてね」
と、、言いたい、、言えればいいなあ、、、、でも言えません。

印刷会社(製本会社)と出版社との間では買切なのだ。
売れようが売れまいが全額支払う。
「そんなこと知ってまーす」
そう皆知っている。

出版社と書店(間に取次がありますが)との間では委託なのだ。
売れなければ返品を受ける。
「そんなこと知ってまーす」
そう皆知っている。

仕入は買切、売上は委託。つまり残念ながら販売出来ず在庫となった本も
印刷会社に代金を支払わなければならないのだ。

他業種は詳しくないが、多くの在庫を抱え、倉庫に積まれているそれを眺め
「へぇ〜たくさん本を作ったなあ。もっと売れると思っていたのになあ〜」
と危機感と反省がない業界は珍しいのではないだろうか?

そんな業界にどっぷりと浸かっている私。
「今度の新刊の部数、どうしましょう?」
と聞かれて
完売した時の粗利の金額か
予想していたより売れなかった時の損失を少なくするか
どちらを重視するか、
出張先のホテルでビールを飲みながら、今、迷っている。
posted by 壬生浪士  at 22:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 記事

2006/04/09

満身創痍

左手手首を曲げると、痛い。
左手親指付け根付近、痛い。
右手薬指を突き指、痛い。
右肩、ボールを投げると痛い。

逆境と痛みに弱い私は、「痛いよ〜」と家人に弱音を吐いて、
いたわってもらおうと思っていたのだが、
「そんなん、あんた毎週毎週、野球しているからや。そんなもん、自分の責任や!」
とけんもほろろにつき離された。

そうなのだ。私が悪いのだ。

先週はこのブログで書かしていただいた通り、野球。
今日はソフトボールのリーグ戦。
先々週は野球。その前の週はソフトボール。
毎週、ボールの重さとスピードが違うスポーツの捕手をしていれば、
左手と右肩がおかしくなるのも仕方がない。

来週日曜、出版健康保険組合の野球大会で
トーハン大阪支店さんとの頂上決戦(すいません。言いすぎです)を控えているのに、
私の体は復活してくれるのだろうか?
でも、これで来週の野球の試合で失敗したときの言い訳は出来た。

しかし、本職である今週の東京営業を失敗したとき、言い訳は出来ない。

なぜならば、今回は我が社期待の新刊

4月下旬刊「京都町家の坪庭」
5月下旬刊 act BOOKS VOL.7「京都おつつみ手帖」
5月下旬刊「写真でみる祇園祭」
6月下旬刊 act BOOKS VOL.8「京の和稽古」
6月下旬刊 「京都時代MAP 安土桃山編」

を引っさげて東上するからだ。
これは最強の布陣の新刊です。ホントに!

皆様

光村推古書院の初夏の新刊、乞うご期待!

あ、そうそう、今日のソフトボールでライナーでレフトの頭上を越える
3ランホームランを打ちました。
最後に自慢をひとつだけ。
posted by 壬生浪士  at 23:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 記事

2006/04/04

歴史的快挙

今年の京都の桜は遅い。
小社上得意の竜安寺に、今日、本を配達したのだが、
例年なら満開のはずの石庭を囲む油土塀越しに見える桜がまだ蕾だった。
昨年までは満開の桜を見て
「やった!春や!寒い冬がおわったぁぁ〜」
とうきうきしていたのだが、なぜか今年は桜の開花が遅いのを喜んでいる。

桜の花の綺麗なのは、1年を通してたったの3日〜4日。
そしてやがて風や雨で花びらが舞い散っていく。
その儚さに無常感やもののあわれを感じるのは私だけではないだろう。

喜びは少しでも遅く来てくれる方が幸せなのかも知れない。


去る4月2日、歴史的な出来事があった!

って関係者以外、本当にどうでもいいことなんだが、
京都の出版社の化学同人さん、学芸出版社さん、そして小社の3社合同の野球チームが
第41回 出版健康保険組合大阪支部野球大会で歴史的な1勝をあげたのだ。

昨年の夏より化学同人さんを母体とする野球チームが結成された。
その目標が「出版健康保険組合の野球大会に参加すること」だった。
結成されてすぐに、小社からは私と編集部G氏が加入し、晴れて合同チームのチーム名に
光村推古書院の名前が入ったわけだが、お世辞にもみんな野球が上手!とは言い難かった。

野球経験が少しだけある私は、

「まあ、今回は大会に参加することに意義がある」

という目標で何回か練習に参加し、日頃の運動不足を解消していたのだが、
まさか、まさかのことが本番で現実に起こってしまった。

試合前は「コールドゲームって何点差かなあ」なんて弱気なことを考えていたのだが、
試合が始まると「ええ試合をしたいなあ」に変わって行き
試合後半は「絶対勝つ!」という気持ちになっていた。
2対1の勝利・・。野球をご存知な方はそのスコアを見て、
緊迫した試合内容を想像していただけるだろう

次は前年度優勝のトーハン大阪支店さん。
高校野球で例えるなら、とりあえず寄せ集めでもいいし甲子園予選に参加しようか
と軽い気持ちの新設高校が、大阪ならPL学園・京都なら京都外大西・横浜なら横浜高校と
2回戦で当たるようなもんだが、野球は何が起こるかわからんぞえ!????

今年1勝、来年2勝、再来年3勝・・・いつかは優勝を狙いたい。

喜びは少しでも遅く来てくれる方が幸せなのかも知れない。

でもその頃私は体動きませーん。きっと!
posted by 壬生浪士  at 22:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 記事