私は喫煙者だ。
7月の値上げを機に「禁煙宣言」をしたのだが、
それがいつのまにか「節煙宣言」に変わっている。
はるか昔、親の目を盗んでたばこを吸っていたが、
今は子の目を盗んでたばこを吸っている。
子供が寝静まった頃、
ベランダで秘密の場所に隠してあるたばこをで吸う行為は
後ろめたいが、なんだか30数年前の「大人の入り口」を彷彿させてくるような
ドキドキ感がある。
喫煙者としてもベテラン、出版営業としてもいつのまにか
ベテランと呼ばれるにふさわしい年齢と経験を積み重ねた。
「壬生浪士さんは書店に営業に行かれる時、
どんな気分で行かれるのですか?さぞかし堂々と・・」
とんでもない!今でも書店の前に行くと立ちすくんでしまう。
訪問することに後ろめたさはないが、
「どうしょう、今、行くべきか・・コーヒー飲んでから後で行くべきか・・」
といつも逡巡している。
もし分刻みで会社に営業報告を提出しなければならないとしたら、
その項目の中に
「文庫コーナーで自分の好きな本を探す=11時10分〜11時20分」
「ドトールコーヒーでミラノセットAを注文する=15時15分〜15時35分」
「ユニクロで3枚1,000円のTシャツを買う=16時23分〜16時30分」
など、仕事に関係のないこと、厳密に言えばさぼりを一日の中で繰り返している。
これ、弁解ではございますが、書店を訪問することに対して緊張しているがゆえに、
訪問するための準備運動をしている、と理解していただきたい。
立て板に水のようなセールストークが出来ない私。
注文をいただいて書店さんを辞去した後、フゥーとため息をつく私。
我田引水だが、こんな新鮮な気持ちを持ち続けて、
自分の営業が完成品でないと自覚している間は、まだ自分の営業スタイルに
のびしろがあるのではないか。
ベテランの私がこんな青臭いことを言うのは情け無い。
ただ、現在の心境を正直に述べているのでお許し下され。
この気持ち、営業を始めた20数年前と変わっておりません。
その頃は上司の顔を思い浮かべながら、
「さぼったらばれるかな〜」
今は部下の顔を思い浮かべながら
「さぼったらばれるかな〜」
私の中のたばこと営業は相変わらずだが、
とし、つきは随分は経過した・・。
2006/07/31
2006/07/23
閑話休題(2)
どうでもいい話題なら、すぐ書けるので
閑話休題をまた一つ。
私、出版営業の仕事より数倍野球が好きなので、
現在、軟式野球3チーム、ソフトボール1チームに所属しております。
日曜ごとに違うユニフォームに着替え、出かけておりますので
家族に厭きられておりますが、まあそれはそれはで許しを得ています。
ソフトボールチームでの話。
65歳になるおっさんが自分が凡退すると
「くっそ!なんであんな球が打てへんねん!!」
と悔しがってバットをたたきつけます。
最近、そのチームに61歳の新人が入団しました。
「新加入の○●です。チームの勝利に貢献しようと思っています。
よろしくお願いします」
とても素敵なおっさん達です。
まだまだ私はピチピチした若者です。
頑張ります。
閑話休題をまた一つ。
私、出版営業の仕事より数倍野球が好きなので、
現在、軟式野球3チーム、ソフトボール1チームに所属しております。
日曜ごとに違うユニフォームに着替え、出かけておりますので
家族に厭きられておりますが、まあそれはそれはで許しを得ています。
ソフトボールチームでの話。
65歳になるおっさんが自分が凡退すると
「くっそ!なんであんな球が打てへんねん!!」
と悔しがってバットをたたきつけます。
最近、そのチームに61歳の新人が入団しました。
「新加入の○●です。チームの勝利に貢献しようと思っています。
よろしくお願いします」
とても素敵なおっさん達です。
まだまだ私はピチピチした若者です。
頑張ります。
2006/07/21
社外の・・
営業先の書店では、同業である出版社の営業さんとよく出くわすことがある。
昨日も仲のいい営業さん2人と会った。
その一人は、京都の書店さんに人気のある若手女性営業さん。
もう一人は、情報通の大手出版社の大先輩。
その大先輩から「コーヒーでも飲もうか」と誘われ、
いわゆる「さぼり」という営業の特権を行使した。
その先輩からは会うたびに、
書店の出店情報や特定の書店の営業の攻め方、
企画物販売の駒の進め方などを教えてもらっている。
こちらから、相手に有益な情報を与えられたことが無い。情け無いけれど。
やっぱり大手出版社の情報量はすごいなあ〜、と常々感心している次第・・・。
零細の小社は幸か(?)不幸か、私が営業の責任者。
とりあえず私の指示で営業方針が決まる。
「あんたはきちんとしたビジョンを提示したらええねん。
それが上に立つものの仕事のひとつや!」
と細木数子氏ばりの強引な説得力と重量感のある愛妻から
それはそれは貴重なアドバイスを頂戴するのだが、なかなかこれが難しい。
凡才の私は自分の頭の中で「0」から物事を創造していくのが
どうも苦手らしい。
悪意はないのだが、自社の営業方針も他社の実績や本または他人から得た情報を元に
組み立てていって、さも自分の発明品のように部下に誇らしげに語っている。
誇らしげ?誇らしげ?・・・そうだな誇らしいことだな。
この歳になっても人から教えを乞うことは誇らしいことだな。
社外のライバル・先輩・先生を意識的に持つこと、
これはいかに大事なことか。
振り返ってみれば私がこの仕事を今まで続けられた原動力は
ここにあったかも知れない。
昨日も仲のいい営業さん2人と会った。
その一人は、京都の書店さんに人気のある若手女性営業さん。
もう一人は、情報通の大手出版社の大先輩。
その大先輩から「コーヒーでも飲もうか」と誘われ、
いわゆる「さぼり」という営業の特権を行使した。
その先輩からは会うたびに、
書店の出店情報や特定の書店の営業の攻め方、
企画物販売の駒の進め方などを教えてもらっている。
こちらから、相手に有益な情報を与えられたことが無い。情け無いけれど。
やっぱり大手出版社の情報量はすごいなあ〜、と常々感心している次第・・・。
零細の小社は幸か(?)不幸か、私が営業の責任者。
とりあえず私の指示で営業方針が決まる。
「あんたはきちんとしたビジョンを提示したらええねん。
それが上に立つものの仕事のひとつや!」
と細木数子氏ばりの強引な説得力と重量感のある愛妻から
それはそれは貴重なアドバイスを頂戴するのだが、なかなかこれが難しい。
凡才の私は自分の頭の中で「0」から物事を創造していくのが
どうも苦手らしい。
悪意はないのだが、自社の営業方針も他社の実績や本または他人から得た情報を元に
組み立てていって、さも自分の発明品のように部下に誇らしげに語っている。
誇らしげ?誇らしげ?・・・そうだな誇らしいことだな。
この歳になっても人から教えを乞うことは誇らしいことだな。
社外のライバル・先輩・先生を意識的に持つこと、
これはいかに大事なことか。
振り返ってみれば私がこの仕事を今まで続けられた原動力は
ここにあったかも知れない。
