2006/10/31

衝撃(2)

こう立て続けに衝撃的なことが起こると
正直、へこむ。

先週、飛び込み営業したタクシー会社や旅行代理店から
反応が相次いだ。
『京都手帖2007』に関心有りと・・。

今日、訪問した京都のある書店での出来事。
私と話していた担当者に
私と話しているときに
「○○旅行会社さんから『京都手帖2007』のまとめ買いの問い合わせが入っています」
と連絡があった。
目の前で『京都手帖2007』が売れた。

とってもいいことの2連発。
こんな日は
「四条大宮の行きつけの居酒屋で一杯やって帰ろうかな〜」
のはずだったが、最後の最後に大きな衝撃を受けた。

ある書店人が辞める。
書店の人が辞めるのではない。
書店人が辞めるのだ、自分の仕事にプライドを持っているがゆえに。

8月のK書店S氏の退社。
10月のG書房の廃業。
そして今回。

POSに支配された書店業界はもう人間を必要としていないのか?

魚屋さんには魚の知識が要る。
花屋さんには花の知識が要る。
現代の書店には何の知識が要求されるのであろう?

それが、K書店S氏・G書房のT氏・J書店のT氏
三人共通の最後で最大の疑問だった・・。
posted by 壬生浪士  at 21:31| Comment(6) | TrackBack(0) | 記事

2006/10/27

はい!コマーシャル

ほんつなは私の日記ではなく
本来は我が社の広告宣伝なので
今日は「はい!コマーシャル」。

今、我が社は今『京都手帖2007』と『京都観光文化時代MAP』だ。

昭和のプロレスで例えると
「スタンハンセン・ブルーザブロディ VS
ロードウォーリアーズ」
「ジャンボ鶴田・天龍源一郎 VS
長州力・谷津義章」
のダブルメンエベントを惜しげもなく
出す全日本プロレスのようだ。
(分かる人だけ分かってください)

そのヘビー級の最高峰に例えられる本ってどんなの?

私が言うのもなんですから、
そこは、他の方々のブログでお教えします。

『京都手帖2007』
http://sanseido-kyotoeki.hontsuna.net/article/1789302.html
http://sanseido-funabashi.hontsuna.net/
http://d.hatena.ne.jp/keibunshabanbio/20061019
http://www.ofusha.co.jp/1contents/new.html

『京都観光文化時代MAP』
http://www.jidaimap.jp/blog/2006/09/map_1.html

もちろん弊社のHPでも紹介しています。
http://www.mitsumura-suiko.co.jp/

今は私は有能な選手をどうマネンジメントすればいいのかと
思案するまるでジャイアント馬場の心境だ。
(分かる人だけ分かってください)

そのジャイアント馬場、一昨日・今日と
書店さん以外に両書売り込めないかと
飛び込みセールスをした。たくさんした。

ホテル・旅館・タクシー会社・旅行代理店。

本当はこの営業報告を書きたかったのだが、
前置きが長くなったのと酔いが回ってきたので次回に。
すいません・・・。

とにかく我が社は今
『京都手帖2007』と『京都観光文化時代MAP』だ。
posted by 壬生浪士  at 21:34| Comment(2) | TrackBack(0) | 記事

2006/10/20

祭りのあと

今月、光村推古書院創業以来の最高売上記録を作りそうだ。

新刊
『京都夜景名所』
『京都、おいで。』
『私の美術雑記帖』
『京都・観光文化時代MAP』
『京都手帖2007』
『アルテ新書VOL.2 スーザン・ソンタグから始まる』
再版
『京都茶の庭』
『京の坪庭』
『背景画集 草薙』

まあこれだけ作ったら売上も上がりますわな、普通。

前身は明治20年創業、来年創業120年になる小社も
ようやく一月に新刊6点、再版3点を出版できる中堅出版社になったかあ・・
感慨深いものがあるのう。。。

いやあ、実はこれ悪い傾向です。

新刊・再版のほとんどが京都物で
観光客が増える(京都物が売れる)この時期に出版しないと
販売機会を逸してしまうという理由があったにせよ、
我が社の体力ではこれは多い。キャパシティを超えている。

売上も最高記録ですが、仕入も最高記録樹立!!

さらに営業の習性として、常に前年度超えを意識しているから、
来年10月は今年の今月を超えようと無理をしそうだ。
無理したら、経費もかかるし、無駄も多くなる。

今月の売上は、収穫を感謝する秋祭りみたいなもん。
この売上に惑わされず、
祭りの後の寂しさを・・来月、来年味わってこれを是とする。
posted by 壬生浪士  at 22:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 記事

究極の閑話休題

すいません。以下の話、出版には関係ありませんので
出来るだけスルーして下さい。申し訳ないです。


私の出身高校の同窓会が、30年の時を経て11月に初めて開催される。

懐かしいなあ、あいつはどうしているんだろう。
そしてあの娘は?
恩師はまだご健在かなあ?
そういえば、体育祭・文化祭楽しかったなあ。
あいつはその時の事覚えているかなあ〜
いっぱい同級生と話すことによって30年の空白を埋めようぜ。
ワクワク、ドキドキ・・。

と言うのが同窓会に臨む正しい心構えと思うが、
私はじぇーん、じぇーん懐かしくない。
どうも私は無味乾燥な高校生活を過ごしていたようだ。
それなりにしていたと思うのだけど、
振りかえってみると、思い出らしきものがほとんど無い。
案内をくれた幹事さんの名前を見ても・・誰?
その同窓会だけのHPの中に
プレ同窓会の写真もUPされているのだが・・みんな誰???

決しておとなしい生徒でも、やんちゃな生徒でもなかったし、
ごくごく普通の生徒のつもりだったのに
なんか
「あなたの高校生活は無意味でしたね!!」
という事実を、この歳になって突きつけられたようでショックだった。

これを読んでくれている人には
私の高校時代なんてどうでもいいことだろうけれど、
すまぬが我慢してくれ(偉そうです。我慢してください)。

そんなで、案内はがきには欠席と書き、投函するのみでおいていた。

締め切りが近づいたある日、一人の女性からメールがきた。
「同窓会行くんでしょ?会えるのが楽しみです」
その人は高校時代、少しだけつきあっていた人だった。

欠席を出席に直し、投函した。

今はワクワク、ドキドキである。
posted by 壬生浪士  at 21:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 記事

2006/10/13

壬生浪士の没企画

出版社は企画が命!
と言うわけで小社では月に一回企画会議をしている。
所属している部署が編集・営業問わず
出版企画を出すことを義務づけている(若い営業には少々難題のようだが)。
しかし、私の場合それはまだ企画と言うよりアイディアの段階で、
編集が出す企画ほど具体性が無い。

編集の場合は著者との会話の中で出てくる企画も多いので、
具体性・実現性があるのは当たり前なのだが、
私のは本当にどちらも無い。

ここで私が出した企画の中で、周りの人間に歯牙にもかけてもらえなかった
ものを披露しよう。

「関西トイレマップ」
胃腸の弱い私は、営業に出かけている最中に時々便意をもよおす。
でも、そんな時、用を足せればどこでもいい訳ではないのだ。
異常にトイレには清潔感を要求する私。
ウーン、ウーンと唸りながら綺麗なトイレを探す。
これ、そんな私にあったらいいな〜っていう本。
おかげで、河原町・烏丸・京都駅・梅田・難波・天王寺・三宮・・・
その場所でそんな状況になったらあそこへ駆け込んだらOK、
というのは完全に把握しています私。

でも売れませんよね、こんな本。
ただ、京都トイレマップっていうHPがあるのは付け加えておきます。
化粧直しが出来る広いトイレ・・なんて情報があったら
女性にも重宝するんちゃうかなあ。

約5年間×12ヶ月=60 それ以上企画を出し続けて
なかなか実現しない私の企画。
それだけつまらないのも多いのは事実だが、
あの「日本の家紋」だけは悔しい・・。

私がその企画を出したとき周りの評価は低かった。
そして私も・・自信が無かった。

私の友好的ライバル「青幻舎」さん出版の「日本の家紋」は売れている。
私が企画を出したずーと後の出版だったので、
あの時周りの反対を押し切って出版すればと後悔している。
ただ、それは60分の1なのであんまり説得力はないけれど。

いっぱい小社では出版できない私の没企画はあります。
どうですか?各地の出版社さん。
採算を無視する覚悟があるなら、芋焼酎一杯で譲りますよ(W
posted by 壬生浪士  at 22:40| Comment(2) | TrackBack(0) | 記事

おっさん達の夜

先日、私も含めた業界のおっさん3人で飲んだ。
おっさんと言っても、私が一番年上だったので
中堅おっさん達、とも表現できる年齢層の3人だ。

普段はそうでもないのに、なぜかしらその日は
お互い愚痴が多かった。

「出版の営業なんて、誰でもできるやん。
本さえよければ、誰が営業でも本は売れるんや!」

「部下をうまく指導できん。俺の背中を見ろ!
と言う指導方法はもう現代は通用しないのかな」

「本が出来る。その本が一番売れる方法を考える。
それを実践する。・・しかしやがて返品となって
自分のやり方が間違いと気づく。その繰り返しや」

おっさん達は所属する会社は違えど、出版営業と言うものを
お互い体験しているから悩みを共有できている。

会社での立場が中枢になればなるほどまわりに弱音をはけず、
「虚勢」を張りながら生きている。

そんな呑み助で、本質は弱ーい、でも実は出版営業に
過去の経験に、とってもプライドを持っているおっさん達の夜は
遅くまで続いたのであった。
posted by 壬生浪士  at 21:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 記事